幻影の書

幻影の書

幻影の書

久しぶりのポール・オースターだったけど、この本素晴らしかった。おもしろかったです。失踪した映画監督ヘクターの作品について本を書いたデイヴィットの物語なんだけども、ヘクターの映画の描写がこれまたすごい。そして失踪した理由を含めて最後の方の物語のすごさと言ったら、本当にぐいぐい引っ張られておもしろかった。何でも最後の本の中に出てくるあのヘクターの作った映画だけど、実際にオースターが監督をして映画化されたんですって。すごいわー。