読了
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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一枚の写真をめぐる物語。まぁまぁおもしろかったです。
写真は記憶の改ざんかもしれない。カメラを見るととりあえず笑うとか、確かにそうかもと思った。大抵アルバムの写真は笑顔だったりするもんね。どんな事情があってもアルバムの中の人物は幸せそうに見える。人間の記憶は曖昧で、意識しないうちに塗り替えられることもある。それにしてもやはり女性っていうのは、相手が嫌と感じた瞬間には、どんなに愛してる相手だったとしても本当に冷たくなる生き物だなぁ。分かるけどちょっと怖いな。